2018/09/09 16:20

タンカ(Thangka)とは

Thangka(タンカ)です。チベット仏教の密教義を伝授するためにモチーフ化したものを描いたのが始まりです。

7世紀にネパールで作られるようになり、その後、チベットに輸出されました。現代ではネパール、ブータン、チベット、インドで製作されています。


タンカという名前の由来は掛け軸

名前のタンカはアルファベットではThangkaまたはThankaとスペリングされます。タンカは、僧侶が村人に仏教の教義を説いて回る際に見せるため、持ち運びできるように掛け軸スタイルにされました。そこから名前がついています。

Thang」(平たい)+ka」(丸めることができる)という二つのチベット語の組み合わせなんです。


キャンパスは手作り。絵の具は自然から作ります。

タンカはのキャンパスは・・・木製のフレームに綿布を貼り付けていき、石灰岩粉(チョーク)、石膏、顔料などを混ぜた液体を布地が見えなくなるまで何層も塗り重ねます。最後は表面を研磨し平らにして、タンカを描く準備が整います。こうして作製されたキャンパスは、タンカを10年ほど色褪せのダメージをから守ってくれるそうです。

そこに、鉱物や植物などから作製された水彩の絵の具です。少しだけ動物の皮膚の粉を混ぜますがすべて自然のものでできています。その為少しだけ匂いがあります。この絵の具がキャンパスのマテリアルと相まって、色褪せに強い絵画を作り上げます。


タンカのモチーフは決まったもので自由ではありません

僧侶が教義を説いて回ることから始まったタンカに描かれるのは、精神的な救いを象徴したモチーフです。

代表的なもので曼荼羅。当方は主には曼荼羅を扱っています。

いろいろなモチーフがありますが、すべて細部まですべてチベット仏教とヒンズー教の古書に従ったルールに則って描かれます。結構ポップに見える絵柄も、すべて宗教的な意味合いを持っています。曼荼羅以外には、釈迦の生涯、輪廻、仏陀やタラといった平安の神々、怒りの神々、瞑想などがあり、これらは非常に宗教的な雰囲気になります。


でも、職人さんによって千差万別

ネパールでは伝統芸能とされています。描いているのは僧侶や、代々タンカアーチストの家系の職人さんたち。 当方が扱っているものはネパールのパタンという工芸品の街にアトリエを構えるラカムさん職人一家の作品です。初めて出会ったとき、その優しい色合いに魅了され虜になってしまいました。

ラカムさんたちの作品をもっと日本で楽しんでもらえたらと思って、このお店を始めました!